朝、目が覚めた瞬間に襲ってくる、どうしようもない吐き気…。「仕事に行かなきゃ」という気持ちとは裏腹に、体は全く言うことを聞いてくれない。
そんな時、頭をよぎるのは「上司になんて連絡しよう…」「迷惑だと思われたらどうしよう…」という大きな不安ではないでしょうか。
ご安心ください。この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、コピペしてすぐに使える連絡例文を20個、状況別に厳選してご紹介します。
この記事を読めば、社会人としてのマナーを守りつつ、誠意が伝わるスマートな休み方がわかります。メール、LINE、電話といった連絡手段ごとのポイントから、つわりや感染症の疑いがある場合といった、少しデリケートな状況の伝え方まで完全に網羅しています。
まずは、この記事にある例文を使って、心と体を休めることに集中してください。そして、もしその吐き気が「今の職場へのストレス」から来るサインだと感じたら、あなたの未来を守るための次のステップについても、一緒に考えていきましょう。
コピペOK!吐き気で仕事休む時に使える連絡例文
- 即使える!当日連絡の基本メール例文
- LINEでも失礼なし!上司への連絡例文
- 電話で誠意を伝える時の話し方と例文
- これはNG!評価を下げかねない良くない例文
- 「つわりで…」妊娠初期の妊婦さん向け例文
- 「感染症かも…」周りに配慮した伝え方の例文
- 前日から気持ち悪い…前日連絡で使える例文
- 嘔吐やめまいも…症状を具体的に伝える例文
即使える!吐き気で仕事を休む時の当日連絡メール例文

仕事を休む際の連絡で、最も基本的かつ正式な方法がメールです。記録として残るため、「言った・言わない」のトラブルを防げるだけでなく、上司が電話に出られない状況でも確実に要件を伝えられるメリットがあります。
当日、急に吐き気で休むことになった場合、始業開始の10分〜15分前までにメールを送るのが社会人としてのマナーです。上司が出勤してすぐに状況を把握できるように、タイミングには十分配慮しましょう。
メールで連絡する際は、件名だけで内容がわかるようにするのがポイントです。
✅ 件名の例:
「【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)」
このように書くことで、たくさんのメールに埋もれることなく、緊急の連絡だと一目でわかってもらえます。
それでは、コピペして使える基本的なメール例文を3つご紹介します。
【例文1:シンプルな基本形】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
大変申し訳ございませんが、昨夜から吐き気が続いており、本日出社することが困難なため、一日お休みをいただきたく存じます。
業務のことで急ぎの連絡がございましたら、携帯電話にご連絡いただけますと幸いです。
ご迷惑をおかけし大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【例文2:引き継ぎ事項を伝える丁寧形】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
誠に勝手ながら、今朝から吐き気がひどく、体調不良のため本日の出社が難しい状況です。つきましては、一日お休みをいただけますでしょうか。
本日対応予定でした〇〇の件は、同僚の〇〇さんへお願いしております。
また、本日提出期限の資料につきましては、共有フォルダ内の「〇〇」というファイルに格納済みです。
ご迷惑とご心配をおかけし大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【例文3:病院に行くことを伝える形】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
大変申し訳ありません。昨夜から吐き気と腹痛が続いており、体調が優れないため、本日はお休みをさせていただきたく、ご連絡いたしました。
症状が改善しないため、本日これから病院で診察を受けてこようと考えております。
診察結果が分かり次第、改めてご連絡いたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
これらの例文を基本に、ご自身の状況に合わせて調整して使ってみてください。大切なのは、**「休むこと」「理由」「業務への配慮」**を簡潔に伝えることです。
LINEでも失礼なし!上司への吐き気で仕事を休む時のLINE例文
最近では、社内の連絡ツールとしてLINEを導入している会社も増えてきました。普段から上司とLINEでやり取りしている場合や、会社のルールで許可されている場合は、欠勤連絡にLINEを使っても問題ありません。
LINEの最大のメリットは、メールよりも早く、手軽にメッセージを送れる点です。緊急性が高い当日の欠勤連絡においては、非常に有効な手段と言えるでしょう。
ただし、その手軽さゆえに、言葉遣いがカジュアルになりすぎないよう注意が必要です。あくまでもビジネス上の連絡であることを忘れず、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。親しい間柄の上司であっても、スタンプ一つで済ませるようなことは絶対に避けるべきです。
また、LINEは読んだかどうかが「既読」でわかってしまいますが、上司も始業前で忙しく、すぐに返信できない場合があります。「既読スルーされた」と焦って、追撃のメッセージを送るのはマナー違反なので控えましょう。
ここでは、LINEで送っても失礼にあたらない、丁寧な連絡例文を3つご紹介します。
【例文4:丁寧さを重視した基本形】
〇〇部長
おはようございます。〇〇です。
朝から大変申し訳ございません。
昨夜から吐き気が治まらず、体調不良のため、誠に勝手ながら本日はお休みをいただきたく存じます。
ご迷惑をおかけし大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【例文5:まずは一報を入れる形】
〇〇部長
おはようございます。〇〇です。
早朝に失礼いたします。
今朝、ひどい吐き気で起き上がることができず、出社が難しい状況です。
大変申し訳ありませんが、本日はお休みさせていただけますでしょうか。
後ほど、改めてメールにて詳細と業務の引き継ぎ事項をご連絡いたします。
取り急ぎLINEにて失礼いたしました。
【例文6:チームのグループLINEに送る形】
〇〇部長、チームの皆様
おはようございます。〇〇です。
朝から失礼いたします。
大変申し訳ないのですが、昨夜から吐き気と頭痛が続いており、本日は体調不良のためお休みをいただきたく存じます。
急ぎの案件については、個別で〇〇さんに引き継ぎの連絡をしております。
皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
会社の文化や上司との関係性を考慮し、最適な例文を選んでください。もしLINEでの連絡に少しでも不安がある場合は、LINEで第一報を入れ、後から正式にメールを送るという方法が最も丁寧で確実です。

電話で誠意を伝える時の話し方と例文

体調不良で仕事を休む際、最も誠意が伝わる連絡方法は電話です。メールやLINEと違い、自分の声で直接、申し訳ないという気持ちや体調の悪さを伝えられるため、上司も状況を理解しやすくなります。
特に、会社のルールで「欠勤の連絡は電話で」と定められている場合や、役職のある方、ITツールに不慣れな上司の場合は、電話で連絡するのが無難です。
電話をかける前には、伝えるべきことをメモにまとめておくと、慌てずに落ち着いて話せます。
📞 電話前に準備することリスト
- 休みたい旨(本日1日、午前半休など)
- 休む理由(吐き気、発熱など簡潔に)
- 現在の症状
- 緊急の引き継ぎ事項
- 日中連絡が取れる連絡先
電話をかけるタイミングは、メールと同様に始業10分〜15分前がベストです。始業直後は朝礼などで忙しい可能性が高いため、少し早めの時間を狙いましょう。もし上司が不在の場合は、電話に出てくれた方に「〇〇部長はいつ頃お戻りになりますか?」と確認し、改めて電話をかけるか、伝言をお願いするのがマナーです。
以下に、電話での会話の流れと、留守番電話に入れる場合の例文をご紹介します。
【例文7:電話での会話シミュレーション】
あなた: 「おはようございます。〇〇部の〇〇です。今、少しお時間よろしいでしょうか?」
上司: 「おはよう。どうした?」
あなた: 「大変申し訳ございません。実は昨夜から吐き気が続いておりまして、今朝になっても症状が改善せず、本日は出社することが難しい状況です。つきましては、誠に勝手ながら、本日は一日お休みをいただいてもよろしいでしょうか。」
上司: 「そうか、わかった。体調は大丈夫か?病院には行くのか?」
あなた: 「ご心配いただきありがとうございます。今日の午前中に病院へ行こうと思っております。何か急ぎの件がございましたら、携帯の方へご連絡いただけますでしょうか。」
上司: 「わかった。急ぎの仕事は何かあるか?」
あなた: 「本日対応予定でした〇〇の件ですが、△△さんに事情を話してお願いしております。ご迷惑をおかけしますが、本日は何卒よろしくお願い申し上げます。」
上司: 「了解。ゆっくり休んで、お大事にな。」
あなた: 「ありがとうございます。失礼いたします。」
【例文8:留守番電話にメッセージを残す場合】
「おはようございます。〇〇部の〇〇です。朝早くに申し訳ございません。
体調不良の件でご連絡いたしましたが、また後ほど改めてお電話いたします。
大変恐縮ですが、取り急ぎメッセージを残させていただきました。失礼いたします。」
電話では、ハキハキと話しすぎると「本当に体調が悪いの?」と疑念を持たれる可能性があります。かといって、弱々しすぎても聞き取りづらくなってしまいます。落ち着いて、誠実なトーンで話すことを心がけましょう。
これはNG!評価を下げかねない良くない例文
仕事を休むという事実は同じでも、その伝え方一つで、上司や同僚に与える印象は大きく変わってしまいます。不適切な言葉遣いや態度は、あなたの社会人としての評価を下げてしまうだけでなく、「仮病なのでは?」とあらぬ疑いをかけられる原因にもなりかねません。
体調が悪い時は、つい連絡がぞんざいになりがちですが、そんな時だからこそ、相手への配慮を忘れない姿勢が重要です。ここでは、うっかり使ってしまうとマイナスな印象を与えかねない「良くない例文」を、その理由とともに解説します。
自分の連絡がこれに当てはまっていないか、一度チェックしてみてください。
【NG例文1:具体的でなく、言葉遣いがカジュアルすぎる】
「おはようございます。なんか気持ち悪いんで、今日休みます。よろしくお願いします。」
- なぜNGか?「なんか気持ち悪い」という表現は、症状が曖昧で具体性に欠けます。また、「〜なんで」「休みます」といった言葉遣いは、友人との会話のようであり、上司への報告としては不適切です。反省や申し訳ないという気持ちが全く伝わらず、無責任な印象を与えてしまいます。
【NG例文2:曖昧で、判断を相手に委ねている】
「すみません、吐き気がするんですけど、休んだ方がいいですかね…?」
- なぜNGか?仕事を休むかどうかの判断を上司に委ねてしまっています。体調を最も理解しているのは自分自身のはずです。上司からすれば「自分で判断してほしい」と思うのが本音でしょう。主体性がなく、無責任な人だというレッテルを貼られてしまう可能性があります。休むという意思を明確に伝えましょう。
【NG例文3:言い訳がましく、長文すぎる】
「おはようございます。昨日の夜、食べたものが悪かったのか、夜中からずっと吐き気が断続的に続いていまして、ほとんど眠れませんでした。今朝も起きてからトイレに駆け込んでしまい、おそらく食あたりかと思うのですが、電車に乗って通勤することも困難な状況でして…。本当に申し訳ないのですが、今日はお休みをいただいてもよろしいでしょうか…。」
- なぜNGか?休むことへの罪悪感から、つい詳細に説明したくなる気持ちはわかります。しかし、長々とした言い訳はかえって「何か隠しているのでは?」という印象を与えかねません。上司が知りたいのは、**「休むのか、休まないのか」「仕事はどうするのか」**という点です。連絡は簡潔に、要点をまとめて報告するのが基本です。
⭐ 良い連絡の3つのポイント
- 結論から伝える: 「本日はお休みをいただきます」と最初に意思を明確にする。
- 簡潔な理由を添える: 「吐き気が続いているため」など、理由は手短に。
- 謝罪と業務への配慮を示す: 「ご迷惑をおかけします」「引き継ぎは〇〇です」と伝える。
これらのポイントを押さえるだけで、あなたの誠実さはきっと伝わります。
「つわりで…」妊娠初期の妊婦さん向け例文

妊娠初期は、つわりによる吐き気や倦怠感など、急な体調の変化が起こりやすい非常にデリケートな時期です。周りにまだ妊娠の事実を伝えていない場合、どう説明して休めばよいか悩んでしまう方も多いでしょう。
しかし、お腹の赤ちゃんとご自身の体を守ることが何よりも最優先です。無理して出社することは絶対に避けるべきです。
法律でも、働く女性の健康を守るための制度が定められています。
厚生労働省が管轄する男女雇用機会均等法では、事業主に対して、女性労働者が妊産婦のための健康診査などを受ける時間を確保することや、妊娠中・出産後の女性労働者からの申し出に応じて、負担の大きい業務からの転換などを義務付けています。
妊娠中・出産後の女性労働者が、健康診査等を受け、医師等から指導を受けた場合は、事業主は、その女性労働者が、指導事項を守ることができるようにするために、勤務時間の変更、勤務の軽減、休業等の措置を講じなければなりません。
引用元:厚生労働省委託事業サイト「女性にやさしい職場づくりナビ」
休むことに罪悪感を抱く必要は全くありません。ここでは、職場に妊娠を報告済みの場合と、まだ報告していない場合の2パターンの例文をご紹介します。
【例文9:職場に妊娠報告済みの場合】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
大変申し訳ございませんが、今朝からつわりの症状がひどく、吐き気が治まらないため、本日は大事をとってお休みをさせていただきたく存じます。
ご迷惑をおかけし大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【例文10:上司にだけ先に報告する場合】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
急なご連絡で大変申し訳ございません。
実は現在妊娠しており、今朝からつわりによる吐き気がひどく、出社が難しい状況です。
つきましては、本日はお休みをいただけますでしょうか。
まだ他の皆様には報告できていないため、ご内密にしていただけますと幸いです。
近いうちに改めてご挨拶に伺います。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
安定期に入るまで公表を控えたいという方も多いかと思います。その場合は、信頼できる直属の上司にだけ先に事情を説明しておくことで、今後の体調不良の際にも理解を得やすくなります。あなたの体調を第一に考え、無理のない判断をしてください。
「感染症かも…」周りに配慮した伝え方の例文
吐き気に加えて、発熱や下痢などの症状がある場合、「もしかして、周りにうつる病気かも…」と不安になりますよね。特に、インフルエンザやノロウイルス、新型コロナウイルスなどが流行している時期は、自己判断で出社するのは非常に危険です。
このような状況で最も大切なのは、職場に感染症を広げないための配慮です。自分の体調だけでなく、同僚やその家族の健康を守ることも、社会人としての重要な責任と言えます。
多くの会社の就業規則では、感染症の疑いがある従業員の出社を制限するよう定められています。無理して出社した結果、職場でクラスターを発生させてしまったら、会社に多大な損害を与えかねません。
感染症の疑いがある場合は、その可能性を正直に伝え、医師の診断を受けることが賢明です。診断の結果、出社停止となれば、それは欠勤ではなく会社の指示による休みとして扱われる場合もあります。
ここでは、周りへの配慮が伝わる連絡例文を2つご紹介します。
【例文11:発熱や他の症状もある場合】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
大変申し訳ございませんが、昨夜から吐き気に加えて38度の熱があり、本日はお休みをさせていただきたく存じます。
感染症の可能性もございますので、本日病院で診察を受けてまいります。
診断結果については、分かり次第改めてご報告いたします。
皆様にご迷惑をおかけし大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【例文12:家族に同様の症状の人がいる場合】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
誠に勝手ながら、今朝から吐き気がひどく、体調不良のため本日はお休みさせていただけますでしょうか。
実は、同居している家族が昨日から同様の症状で寝込んでおり、感染症の可能性も否定できません。念のため、本日これから病院へ行ってまいります。
職場での感染拡大を防ぐためにも、本日は出社を控えさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただけますと幸いです。
ポイントは、「感染拡大防止のため」という視点を明確に伝えることです。これにより、単なる体調不良ではなく、会社全体のリスク管理を考えての判断であることが伝わり、上司も納得しやすくなります。
前日から気持ち悪い…前日連絡で使える例文

「明日、仕事に行けそうにないな…」と前日の夜から体調の悪さを感じている場合、可能であればその日のうちに連絡を入れておくのが理想的です。
前日に連絡をする最大のメリットは、会社側の負担を最小限に抑えられることです。上司は、あなたが休むことを見越して、翌日の業務の段取りや人員の再配置を考える時間ができます。これにより、業務の混乱を避けられるだけでなく、「しっかりと自分の状況を客観視し、早めに報告できる、責任感のある人だ」というポジティブな評価にも繋がります。
もちろん、夜遅すぎる時間の連絡はかえって迷惑になる可能性があるため、終業後から21時頃までを目安に連絡するのが良いでしょう。もし夜間に連絡する場合は、電話ではなくメールやビジネスチャットで一報を入れておくのがマナーです。
ここでは、前日に連絡する場合の丁寧なメール例文を2つご紹介します。
【例文13:夜に連絡する基本のメール例文】
件名:【勤怠連絡】明日の欠勤の可能性について(〇〇部 氏名)
〇〇部長
夜分に失礼いたします。〇〇部の〇〇です。
大変申し訳ございませんが、本日の夕方頃から吐き気が続いており、体調が優れません。
つきましては、明日の朝になっても症状が改善しない場合、一日お休みをさせていただきたく、事前にご連絡いたしました。
明日の朝、改めて出社の可否をご連絡させていただきます。
取り急ぎのご連絡となり恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【例文14:休むことがほぼ確定している場合の例文】
件名:【勤怠連絡】明日の欠勤について(〇〇部 氏名)
〇〇部長
お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。
夜分遅くに大変申し訳ございません。
本日、帰宅後からひどい吐き気と悪寒が続いており、回復の兆しが見えないため、誠に勝手ながら明日は一日お休みをいただきたく存じます。
明日の朝礼で共有予定でした〇〇の件については、資料を共有フォルダに保存しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
急なご連絡でご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
前日連絡のポイントは、「明日の朝、改めて連絡します」と一言添えることです。これにより、最終的な判断は翌朝の体調を見て行うという、丁寧な姿勢を示すことができます。早めの報告は、あなた自身の心の負担を軽くすることにも繋がります。
嘔吐やめまいも…症状を具体的に伝える例文
単に「吐き気がします」と伝えるよりも、伴っている他の症状を具体的に説明することで、休む必要性や緊急性がより明確に上司へ伝わります。
例えば、「吐き気に加えて、実際に嘔吐してしまった」「めまいがひどくて、まっすぐ立つことも難しい」といった具体的な情報は、上司があなたの体調の深刻さを理解し、「これは休ませないと危険だ」と判断するための重要な材料となります。
症状を伝えることは、仮病を疑われるリスクを減らす効果も期待できます。漠然とした「体調不良」という言葉よりも、客観的な事実を伝える方が、報告の信憑性が増すからです。
ただし、あまりにも生々しい、詳細すぎる表現は、相手に不快感を与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。「〇〇という症状が出ています」というように、あくまで客観的な事実として、冷静に伝えることを心がけましょう。
ここでは、吐き気以外の症状も伴う場合の例文を2つご紹介します。
【例文15:嘔吐してしまった場合の例文】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
大変申し訳ございませんが、昨夜から吐き気が続いており、今朝方、嘔吐してしまいました。
現在も体調が回復しないため、本日は一日お休みをいただきたく存じます。
ご迷惑をおかけし大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【例文16:めまいや頭痛など複数の症状がある場合】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
誠に勝手ながら、今朝からひどい吐き気に加えて、めまいと頭痛が続いており、起き上がることが困難な状態です。
つきましては、本日は出社が難しいため、お休みさせていただけますでしょうか。
本日中に病院へ行き、診察を受ける予定です。
ご迷惑とご心配をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
このように、具体的な症状を一つ加えるだけで、あなたの辛い状況がよりリアルに伝わります。無理をしていると思われないためにも、正直に、かつ簡潔に症状を伝えることが大切です。
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仕事のミス隠蔽はバレる?取り返しのつかないミスと対策5選
2025/7/26
吐き気で仕事休む!例文を使う前に知るべき事
- 当日連絡で必ず伝えるべき3つの必須項目
- 生理や寝不足…言いづらい理由の伝え方
- その吐き気、精神的なストレスが原因かも?
- メンタル不調は退職もアリ!無理しない選択
- 休んだ翌日も安心!職場へのフォロー術
- 有給休暇?欠勤?休む時の正しい知識
- まとめ|吐き気で仕事休む時は例文を賢く使おう
当日連絡で必ず伝えるべき3つの必須項目

ここまで様々な例文をご紹介してきましたが、どの例文にも共通する「絶対に外してはいけない必須項目」が存在します。体調が悪く、頭が回らない中でも、この3つのポイントさえ押さえておけば、社会人として失礼のない、的確な欠勤連絡ができます。
逆に、このうちのどれか一つでも欠けてしまうと、上司は「で、どうしたいの?」「仕事はどうなるの?」と困ってしまい、余計なやり取りが発生する原因にもなります。スムーズに休みを確定させ、安心して療養に専念するためにも、以下の3項目は必ず伝えるようにしましょう。
✅ 必須項目①:休むという明確な結論
まず最初に、「休みたい」という意思をはっきりと伝えることが重要です。
「少し体調が悪くて…」「出社できるか微妙です…」といった曖昧な表現は、上司を困らせるだけです。
- 伝え方の例:
- 「本日は一日お休みをいただきたく存じます。」
- 「誠に勝手ながら、本日はお休みさせていただけますでしょうか。」
このように、休みを取りたいという結論を先に述べましょう。
✅ 必須項目②:休む理由(簡潔に)
次に、なぜ休むのか、その理由を簡潔に伝えます。
詳細な病状説明は不要です。「吐き気が続いているため」「発熱と頭痛のため」といったように、誰が聞いても「それは休んだ方が良い」と納得できる理由を伝えましょう。
- 伝え方の例:
- 「昨夜から吐き気が続いているため」
- 「今朝から38度の熱があるため」
嘘をつく必要はありませんが、正直に話しすぎる必要もありません。「体調不良のため」という一言でも、ビジネスシーンでは十分通用します。
✅ 必須項目③:業務の引き継ぎと配慮
最後に、自分が休むことで業務にどのような影響が出るか、その対策を伝えることが社会人としての責任です。これを伝えることで、「自分の仕事に責任を持っている」という誠実な姿勢を示すことができます。
- 伝え方の例:
- 「本日対応予定でした〇〇の件は、△△さんにお願いしております。」
- 「急ぎの案件がございましたら、携帯電話にご連絡ください。」
- 「本日の会議の資料は、共有フォルダに格納済みです。」
たとえ引き継ぐ業務がなくても、「ご迷惑をおかけします」という一言を添えるだけで、印象は大きく変わります。
この**「①結論」「②理由」「③配慮」の3点セット**を意識するだけで、あなたの欠勤連絡は、誰からも納得されるスマートなものになるはずです。
生理や寝不足…言いづらい理由の伝え方
吐き気の原因は、風邪や食あたりだけではありません。女性の場合は生理(月経)に伴う体調不良であったり、男女問わず、前日の寝不足や二日酔いが原因であることも少なくないでしょう。
しかし、これらの理由を正直に上司に伝えるのは、少し抵抗がありますよね。「自己管理ができていないと思われたらどうしよう…」と不安に感じるのも当然です。
結論から言うと、言いづらい理由を正直に話す必要は全くありません。
会社の規定で「生理休暇」などの特別な休暇を申請する場合を除き、欠勤の理由として最も無難で、一般的に使われるのが**「体調不良のため」**という言葉です。
プライベートな事情を根掘り葉掘り聞いてくる会社は、コンプライアンス意識が低いと言わざるを得ません。ほとんどの場合、「体調不良」で十分通用します。
もし、もう少し具体性を足したいのであれば、「腹痛のため」「頭痛のため」といった、症状を客観的に伝える言葉に変換するのがおすすめです。
【例文17:「体調不良」で伝える汎用的な例文】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
大変申し訳ございませんが、今朝から体調が優れず、出社することが困難なため、本日は一日お休みをいただきたく存じます。
ご迷惑をおかけし大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【例文18:「腹痛」など症状に変換して伝える例文】
件名:【勤怠連絡】欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
誠に勝手ながら、昨夜から腹痛が続いており、本日は出社が難しい状況です。
つきましては、一日お休みをいただけますでしょうか。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
大切なのは、嘘をついて自分を追い詰めることではなく、業務に支障が出るコンディションであることを事実として伝えることです。無理に詳細を語る必要はありません。「体調不良」という便利な言葉を上手に活用し、心苦しさを感じることなく、堂々と休みを取得しましょう。
その吐き気、精神的なストレスが原因かも?

一度きりの吐き気ならまだしも、「毎週月曜の朝になると決まって気持ち悪くなる」「会社の近くまで来ると吐き気がする」「大きなプロジェクトを任されてから、ずっと胃がムカムカする…」
もし、あなたがこのような状況に心当たりがあるなら、その吐き気は、身体的な問題だけでなく、精神的なストレスが原因となって引き起こされているのかもしれません。
私たちの心と体は、自律神経によって密接に繋がっています。過度なストレスがかかると、この自律神経のバランスが乱れ、胃腸の働きが正常に機能しなくなり、吐き気や胃痛といった症状として現れることがあるのです。これは「ストレス性胃腸炎」などとも呼ばれ、決して珍しいことではありません。
厚生労働省の運営する働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」でも、ストレスが引き起こす身体のサインの一つとして、胃の不調が挙げられています。
もし、あなたの吐き気が特定の状況下で起こるのであれば、それは**「これ以上無理しないで!」という、あなたの心からのSOSサイン**なのかもしれません。
⭐ ストレス性吐き気かも?セルフチェック
- ☐ 月曜日の朝や、休日の夜になると吐き気がする。
- ☐ 仕事のことを考えると、胃がキリキリしたり、吐き気がしたりする。
- ☐ 職場での人間関係に強いストレスを感じている。
- ☐ 仕事のプレッシャーで、夜なかなか寝付けない。
- ☐ 食欲がなかったり、逆に食べ過ぎてしまったりする。
- ☐ 以前は楽しめていた趣味が、最近楽しめない。
もし、これらの項目に複数当てはまるようなら、一度立ち止まって、自分の心の状態と向き合ってみる時間が必要かもしれません。体を休めることはもちろん大切ですが、それと同時に、ストレスの原因から距離を置くことも考えなければ、根本的な解決には至らないでしょう。
メンタル不調は退職もアリ!無理しない選択
もし、あなたの吐き気の原因が、今の職場の環境や人間関係、業務内容による精神的なストレスであると確信したなら、その環境から離れる、つまり「退職」という選択肢を真剣に考えることも、自分自身を守るための非常に重要な手段です。
「でも、辞めるなんて言えない…」「引き止められたらどうしよう…」
そう考えてしまう気持ちは、痛いほどわかります。しかし、心と体を壊してまで、その会社にしがみつく必要はどこにもありません。
最近では、そんなあなたの退職をスムーズにサポートしてくれるサービスも充実しています。

① どうしても辞めると言い出せないなら「退職代行サービス」
上司と顔を合わせることなく、法的に認められた形で退職手続きを進めてくれるサービスです。あなたに代わって、専門のスタッフが会社とのやり取りを全て行ってくれます。
以前は退職代行に半信半疑でしたが、利用して本当に良かったです。高圧的な上司と一切顔を合わせずに退職できたので、精神的な負担が全くありませんでした。最終出社日以降、会社から連絡が来ることもなく、スムーズに離職票も届きました。悩んでいる時間がもったいなかったです。
引用元:X(旧Twitter)
② 次の職場をじっくり探したいなら「転職エージェント」
転職のプロが、あなたのキャリア相談に乗り、非公開求人を含む多くの選択肢の中から、あなたに合った職場を紹介してくれます。面接対策や給与交渉など、転職活動全体を無料でサポートしてくれる心強い味方です。
初めての転職で不安だったが、担当のエージェントが親身に話を聞いてくれて、自分の強みや希望に合った会社をいくつか提案してくれた。自分一人で探していたら絶対に出会えなかった企業と縁があり、今はストレスなく働けている。あの時、勇気を出して相談して本当に良かった。
引用元:X(旧Twitter)
大切なのは、一人で抱え込まないこと。
今の状況が「当たり前」だと思わないでください。世の中には、あなたがもっと自分らしく、健康的に働ける場所が必ずあります。
吐き気は、あなたの人生を変えるための重要なサインかもしれません。そのサインに耳を傾け、自分の未来のために、勇気ある一歩を踏み出すことを考えてみませんか。
転職×退職サポート窓口休んだ翌日も安心!職場へのフォロー術

体調不良で一日休んだ後、少し気まずい気持ちで翌日出社する…という経験は誰にでもあるでしょう。しかし、休んだ後のフォローをしっかり行うことで、あなたの社会人としての評価はむしろ上がります。「休むのは仕方のないこと。でも、その後の対応が素晴らしい」と思わせることができれば、周囲との関係もより円滑になります。
難しいことは何もありません。大切なのは、「感謝」と「謝罪」の気持ちを素直に伝えることです。
⭐ 休み明けのフォロー3ステップ
ステップ1:出社後、まずは上司に挨拶
出社したら、まず直属の上司の元へ行き、「昨日はご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。おかげさまで、本日から問題なく勤務できます。ありがとうございました。」と、お休みをいただいたことへの感謝と謝罪を直接伝えましょう。
ステップ2:チームメンバーや同僚への挨拶
次に、自分のチームや部署のメンバーにも「昨日はご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。」と挨拶をします。特に、自分の業務を代わりに対応してくれた同僚には、個別に「〇〇の件、対応してくれて本当にありがとう。助かりました。」と、具体的な感謝を伝えることが非常に重要です。
ステップ3:業務のキャッチアップと共有
休んでいる間に進んだ仕事の状況を、メールやチャット、同僚からのヒアリングで素早く把握します。そして、自分が担当する業務について、今後の進め方などを改めて関係者に共有し、「もう大丈夫」という安心感を与えましょう。
【例文19:チームのチャットで使える挨拶例文】
皆様
おはようございます。〇〇です。
昨日は体調不良で急なお休みをいただき、大変ご迷惑をおかけいたしました。
皆様のご協力のおかげで、本日から通常通り業務に復帰いたします。
不在の間、ご対応いただき本当にありがとうございました。
本日もどうぞよろしくお願いいたします。
「お詫びの品としてお菓子を持っていくべき?」と悩む方もいますが、基本的には不要です。過剰な配慮は、かえって相手に気を遣わせてしまいます。それよりも、言葉と態度で感謝の気持ちを示し、今日からまた仕事を頑張る姿勢を見せることが、何よりものお返しになります。
有給休暇?欠勤?休む時の正しい知識
急な吐き気で当日会社を休んだ場合、その休みは「有給休暇」になるのでしょうか、それとも「欠勤」になるのでしょうか。この違いは、給与にも関わってくるため、社会人として正しく理解しておく必要があります。
結論から言うと、当日の体調不良による休みは、原則として「欠勤」扱いとなります。
それぞれの休暇の違いを、下の表で確認してみましょう。
種類 | 内容 | 給与 | 事前申請 |
年次有給休暇 | 労働者に与えられた、休んでも給与が支払われる権利。 | 支払われる | 原則、必要 |
欠勤 | 労働の義務がある日に、自己都合で休むこと。 | 支払われない | 不要 |
傷病休暇 | 会社の福利厚生として設けられている、病気や怪我のための休暇。 | 会社による | 会社による |
特別休暇 | 慶弔休暇など、会社が独自に定める休暇。 | 会社による | 会社による |
ポイント①:有給休暇は「事前申請」が原則
労働基準法で定められた有給休暇は、労働者の権利です。しかし、会社側には「事業の正常な運営を妨げる場合」に、労働者が指定した日を別の日に変更してもらう「時季変更権」が認められています。そのため、法律上は事前申請が基本となっています。
ポイント②:会社によっては「事後の有給休暇への振り替え」が可能
とはいえ、多くの企業では、従業員が不利益を被らないよう、就業規則で「事後的な有給休暇の申請」を認めているケースがほとんどです。
休んだ後に、上司や人事部に「本日の休みを有給休暇として処理していただくことは可能でしょうか?」と相談してみましょう。
ポイント③:まずは自社の「就業規則」を確認
休暇のルールは、会社によって大きく異なります。有給休暇への振り替えが可能か、独自の傷病休暇制度があるかなど、いざという時のために、一度自社の就業規則に目を通しておくことをお勧めします。
給与に関わる大切なことだからこそ、正しい知識を身につけ、不明な点は総務や人事の担当者に確認するようにしましょう。

まとめ|吐き気で仕事休む時は例文を賢く使おう

今回は、吐き気で仕事を休む際の連絡方法について、具体的な例文を交えながら、マナーや注意点を徹底的に解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- ✅ 連絡の基本は「①結論」「②理由」「③配慮」の3点セット!最初に「休みます」と伝え、簡潔な理由と業務への配慮を添えるのがスマートです。
- ✅ 状況に合わせて連絡手段を使い分ける!基本はメール。緊急性や会社の文化に応じてLINEや電話を活用しましょう。
- ✅ 言いづらい理由は「体調不良」でOK!正直に話す必要はありません。自分を責めずに堂々と休みましょう。
- ✅ この記事の例文はコピペOK!状況に合った例文をアレンジして、悩む時間を減らし、体を休めることに専念してください。
- ✅ 休んだ後のフォローが信頼を守る!翌日の挨拶で、感謝と謝罪の気持ちを伝えることを忘れずに。
- ✅ ストレス性の吐き気は心からのSOSサインかも!もし吐き気が続くなら、それは環境を変えるべき時かもしれません。退職や転職も、あなたの未来を守るための大切な選択肢です。
【例文20:これさえ使えばOK!万能・基本例文】
件名:【勤怠連絡】体調不良による欠勤のご連絡(〇〇部 氏名)
〇〇部長
おはようございます。〇〇部の〇〇です。
大変申し訳ございませんが、昨夜から吐き気が続いており、本日出社することが困難なため、一日お休みをいただきたく存じます。
ご迷惑をおかけし大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
体調が悪い時に、会社への連絡でさらにストレスを感じてしまっては本末転倒です。この記事が、あなたの心と体の負担を少しでも軽くするための一助となれば幸いです。
まずはゆっくりと休み、一日も早くあなたの体調が回復することを心から願っています。お大事になさってください。
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